MONTESSORI
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭、欧米を中心に世界に広まった教育法です。
「アンネの日記」のアンネ・フランクや、オバマ大統領、英国王室ジョージ王子などが受けた教育として知られています。どのような教育なのか、簡単にご紹介します。
イタリアの女性医師マリア・モンテッソーリは、子ども一人一人をよく観察し、それぞれに共通することを分析、独自の教育法を生み出しました。彼女の考えとは「子供は本来自分の中に成長して、適切な時期に、適切な環境が与えられれば、自分で成長する」というもの。子供は日常の些細なことでも、「自分ひとりでできるよう」求めており、大人はそれを援助することが大切としました。
また、「敏感期」の法則と言って、生物の成長過程で、ある能力を会得するために感受性が特に敏感に動く時期があり、同じものが同じ場所にあることにこだわる、ことばを話すことや数をかぞえることに夢中になるなど、敏感期、発達の目覚ましい0〜6歳の各時期に表れます。一番大事なのは、敏感きや発達に見合った環境をタイムリーに与えること。子供は好きなことを選んで、何回も繰り返して集中します。すると試行錯誤を繰り返した上で、次にはこうしようという「意思」が働きます。